忍者ブログ
更新案内&管理人の日常光景です
[141] [140] [139] [138] [137] [136] [135] [134] [133] [132] [131]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


新年あけましておめでとうございます
昨年一年いろいろとお世話になりました
今年もサイト共々どうぞよろしくお願いいたします

元旦  AFTER IMAGES 千紗 

-----------------------

・・・と、いうことで、大変お久しぶりです(^^;;
クリスマスイブもクリスマスもすっ飛ばして、年越し、そしてとうとう年明けまで、風邪を引き摺って布団と仲良くしている管理人ですorz

体調が悪いな~疲れかな~?と気楽に構えていたところ、しっかり風邪を引きまして、クリスマスも年越しも、仕事に行く以外はひたすら寝てました・・・・そして、現在も治っていません(汗
熱は微熱程度に下がったのですが、とりあえず咳で喉が痛くて声がまともに出ません
そして年末はどうしても出勤調整の関係で27日から31日まで仕事に行っていましたし、明日の2日から5日連勤でまともな休みは元旦の今日だけというハードスケジュールだったりします(ばく
そ、それでも・・・・・体調が悪くなければクリスマスと新年で更新予定だったんです(><。。
忙しくてもストレス発散になるので書きたかったんですが、どうにもパソコンの前に座ることも出来ない状態で、ゾロ誕の撤収が出来ないのも実は寝込んでいたおかげで、修正が数話しかできていないため、どうにもできないという状態で(遠い目

たぶん3日ぐらいひたすら寝て過ごせたら治るんだろうなーと思うんですが、そういうわけにも行かず、もうしばらくサイトの方は放置させていただく形になると思います(^^;
連絡の方はメールフォームからいただければつきますので、御用の方は遠慮なく送ってやってくださいね。

ご心配おかけしてすみません
もう少しだけ休んだら体調も回復すると思いますので待っててくださいね(^^;



-------------------------------------
 目の前の明らかに拗ねた顔の男にサンジは深い溜め息をついた。
「ゾロ・・・・、いい加減機嫌直せよ」
「フンッ!」
 プイっと頭を逆に振ってサンジから顔を背けたゾロの仕草にサンジは困ったように前髪を片手で掻きあげる。
「しょうがねえだろう?」
 プイプイ。右左と振られる首にやれやれと眉を寄せて炬燵の上に投げ出してあった煙草へと手を伸ばす。煙草の箱を取り上げるついでに指先で引っ掛けた灰皿を手繰り寄せ、次にサンジはゾロの目の前にあったリモコンで馬鹿笑いをしていたテレビ画面を消した。
「・・あっ、」
「見てねえだろ」
 煙草を口に咥え、火をつけて煙を吸い込むとポイッとリモコンを背後に放り投げてサンジはゾロの顔へと視線を戻した。
「・・・見てた・・」
「嘘だね」
 恨みがましい視線を送りながらボソリと呟かれた抗議の声にサンジは煙を吐き出しながらきっぱりと言い切る。普段からゾロの見るテレビ番組は偏っていて、いままで一度としてバラエティ番組を見ている姿などサンジは見たことがないのだ。拗ねていますと身体全体で言っているその子供っぽさに思わず苦笑を浮かべ、それが気に食わなかったのかゾロの視線が険しさを増す。
「約束したじゃねえか」
 小さな抗議の声にサンジは大きく溜め息をつく。
「だから、それについては謝ったじゃねえか」
 プイっと顔を横にして、もそもそと炬燵布団を引き上げて潜ったゾロの姿にサンジはくすりと小さく笑みを零した。
 12月に入った時から約束させられていたのはクリスマスと、年越しは共にすることという恋人の我儘としては当たり前のようなそんな些細な約束だったのだ。もちろん互いにホストというサービス業についている為難しいかもしれないとは思いつつも、サンジはゾロとのその約束に首を縦に振ったのだった。
 そしてクリスマスは二人で過ごし、このまま何事もなく年越しも出来るかと安心していた28日、サンジの携帯に実家から急遽ヘルプの連絡が入ったのだ。サンジの祖父が怪我をして年越しの料理が出来ないというもので、ゾロとの約束のために仕事を休んでいたサンジは30日の朝早くから出掛け、厨房を手伝い、31日にはゾロの待つマンションへと帰って来れたはずだったのだ。だが、急に降り出した雪で交通機関が麻痺したため31日中に帰宅することが出来ず、結局サンジは帰宅途中の電車の中で新年を迎えることとなってしまったのだ。
 そして帰宅したサンジを待っていたのは炬燵の上にずらりと並んだ酒の瓶と拗ねきった恋人の姿だった。
「ゾーロー」
 炬燵の中で触れた足を軽く蹴って、サンジは何度もゾロの名前を呼ぶ。
 ゾロも自宅へ帰ることは了承していたはずなのだが、感情は別物とばかりに見事に拗ねてしまっているのだ。
「いい加減、出て来いよ? キスも出来ねぇ・・」
 コンコンと炬燵の上を叩いて促したサンジにピクリと布団の端が持ち上がる。
 帰宅してから顔はあわせたものの抱擁一つ、キス一つしていないのは事実なのだ。
「ゾーロ?」
 店の客や、同僚達には冷たく横柄な態度をとるゾロだが、何故かサンジはこれでもかというぐらいベタベタに甘えてくる。もちろんサンジ自身がそんなゾロを甘やかしてやりたいと思ってしまうのだがらある意味ベストな組み合わせでもあるのだろう。
「なっ? キスさせてよ。ゾロ」
 恐る恐るといったふうに布団の下から覗いた翡翠の瞳ににっこりと笑いかけると、途端にぽうっと幼い表情になる。
「・・・ん・・」
 笑顔で促したサンジに渋々といった態度を取りながら、炬燵から顔を出し、近寄るサンジの手にあわせて目蓋を落としたゾロにサンジはゆっくりと唇を重ねる。ピクリと長い睫が震えたのを肌で感じながら、軽く重ねた唇を一度離し、今度は深く口付けるためにゾロの唇を割って舌を進入させていく。
「ぅ・・ふっ」
 鼻で小さな息を吐き出しながら、徐々に身体を預けてきたゾロにサンジは笑うと、口付けを解いて、チュッと額に一つキスを落とした。
「あとはベッドで。体中にキスさせてよ、ゾロ」
 ささやくように声を潜めたサンジにゾロの腕が首に伸びてくる。そしてコクリと頷いたのを確認するとサンジはゾロの唇を塞ぎ、強引にその身体を抱き上げる。
「たっぷり朝まで」
「・・・・・・・ばか」
 うっとりとした甘い声で悪態をついてみせたゾロにサンジは楽しげにキスをすると軽やかな足取りで寝室へと向かったのだった。



~END~

今年もよろしくお願いします(^^) 千紗 拝

PR


忍者ブログ [PR]
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
フリーエリア
プロフィール
HN:
千紗
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
お天気情報
アクセス解析
カウンター